ご挨拶

第20回肝臓内視鏡外科研究会

会長 新田 浩幸  
(岩手医科大学外科学講座 教授)

 このたび第20回肝臓内視鏡外科研究会を岩手県盛岡市のキオクシアアイーナ(いわて県民情報交流センター)において第18回膵臓内視鏡外科研究会と合同開催させていただきます。本研究会は腹腔鏡下肝切除の発展と安全性向上を目指して発足し、歩みを重ねてまいりました。節目となる第20回を担当させていただくことは、大変光栄に思うと同時に責任と喜びを感じており、このような機会をいただいたことを関係各所のみなさまに感謝申し上げます。

 近年、肝切除は腹腔鏡下手術の導入・普及を経てロボット支援下手術へと移行する施設も多く、低侵襲肝切除は新たな段階へと進んでおります。このような現況から、肝臓内視鏡外科研究会のテーマを「多様性時代の手術治療戦略」としました。患者のニーズや術式の多様化が進む現代において、私たちはいかに最適な手術治療戦略を構築すべきかが問われています。本合同開催が、肝臓・膵臓内視鏡外科の知見を横断的に共有し、次世代の標準治療を形づくる実りある議論の場となることを願っております。

 盛岡は2014年に第2回世界コンセンサス会議が開催された場所でもあります。同会議では腹腔鏡下肝切除の安全性と有用性が世界的に議論され、国際的な指針が示されました。その意義深い地において、第20回という記念すべき節目の研究会を開催できますことは、誠に感慨深いものがございます。

 本会は初めての二日間開催となります。肝臓および膵臓の内視鏡外科の両者を深く学べるようプログラムを構成し、また、岩手・盛岡の地を堪能できるよう中村慶春先生と共に準備をすすめております。これまでの歩みを振り返るとともに、未来の外科医療を展望する機会となり、活発な討論と実り多い交流が生まれますことを心より祈念申し上げ、開催のご挨拶とさせていただきます。


第18回膵臓内視鏡外科研究会

当番世話人 中村 慶春  
(日本医科大学外科学(消化器外科学)教授  
日本医科大学千葉北総病院 外科部長)

 この度、第18回膵臓内視鏡外科研究会を当番世話人として開催させていただくことになり、大変光栄に存じます。思い起こせば、腹腔鏡下膵体尾部切除術(LDP)が保険収載された2012年に開催された第4回研究会は、教室の恩師である内田英二先生が担当され、LDPを中心に活発な議論が展開された大変活気ある会でした。その後も毎年、心のこもった研究会が開催されるたびに、膵臓内視鏡外科が着実に発展していくことを実感し、喜びを覚えてまいりました。

 今回の第18回研究会では、高難度の膵臓内視鏡外科手術をいかに持続可能な形で実践し、次世代へ継承していくかを大きなテーマとして掲げました。腹腔鏡下手術の黎明期から先駆者が積み重ねてきた挑戦、近年急速に普及したロボット支援下手術、そして次世代外科医への技術継承を一連の流れとして捉え、「進化」と「継承」の調和を目指した議論の場としたいと考えております。

 例年と同様に、本研究会は新田浩幸先生が会長を務められる第20回肝臓内視鏡外科研究会と合同で開催いたします。会期は2026年11月20日(金)・21日(土)の2日間、盛岡駅直結のアイーナ(いわて県民情報交流センター)にて行います。両日とも、新田先生とともに心のこもった懇親会も企画しております。

 参加者の皆様にとって、実臨床に直結する有益な研究会となるよう、鋭意準備を進めております。多数のご参加を心よりお待ち申し上げますとともに、演題のご登録につきましても、何卒よろしくお願い申し上げます。